これまでの歴史
2011年度から始まったMemorial Rebirth 千住。
今年はどんな歴史が紡がれるのでしょうか。
Memorial Rebirth 千住いろは通り
2011年度
開催日:2012年3月17日(土)
開催場所:千住いろは通り商店街
(チラシはこちら)
はじめての開催で、右も左もわからない音まち事務局チーム。
まちの方々に助けていただきながら、どうにか無事に初めてのメモリバを開催。
あいにくの雨だったが、子どもたちの傘にシャボン玉が乗って大喜び。
これが全てのはじまりだった。
撮影:森孝介、大塚歩、他
Memorial Rebirth 2012 千住本町
2012年度
開催日:2012年11月24日(土)
開催場所:千寿本町小学校
(チラシはこちら)
盆踊りの盛んな千住で、もっと参加者同士が一つになれるようにと、
シャボン玉×ぼんおどりのオリジナルの「しゃボンおどり」が誕生。
東京藝大出身のアーティスト集団「くるくるチャーミー」と、千住在住の日本舞踊の先生が協働で振付けを完成、本番で披露された。
撮影:雨宮透貴、大塚歩、高島圭史、他
Memorial Rebirth 千住 2013 常東
2013年度
開催日:2013年10月19日(土)
開催場所:千寿常東小学校
(チラシはこちら)
「しゃボンおどり」に、千住の風景や記憶を描いた歌詞が誕生。各小学校でワークショップも行った。
日中だけでなく、夜に行う「夜の部」をはじめて開催。
光に照らされたシャボン玉が、キラキラと輝きながら夜の空に昇っていった。
東京電機大学のチームとの協働で、映像制作のワークショップも実施。夜の校舎にまちの記憶が映し出された。
撮影:雨宮透貴、森孝介、他
Memorial Rebirth 千住 2014 太郎山
2014年度
開催日:2014年11月2日(日)
開催場所:千住旭公園(太郎山公園)
(チラシはこちら)
まちの人に「太郎山公園」と呼ばれ愛されてきた場所での開催。
地域の方々からのご提案で、地元町会や飲食店による屋台が初出店。
有志のちんどん隊が昼を盛り上げ、夜には東京電機大学チーム作成のプロジェクションマッピング映像を披露。
シャボン玉マシンの準備や操作を、地元ボランティアによるテクニカルチーム(のちの「大巻電機K.K.」)が担うなど、「まちの人々でつくるメモリバ」としての色をより一層濃くした。
撮影:加藤甫、他
Memorial Rebirth 千住 2015 足立市場
2015年度
開催日:2015年10月11日(日)
開催場所:東京都中央卸売市場 足立市場
(チラシはこちら)
千住の魚河岸・足立市場での開催。市場で使うターレーも取り入れ、夜には大きな布とともに舞う4名のパフォーマーが登場するなど、大規模演出で人々を魅了した。
当日までには、さまざまな場所で地域の人と一緒に衣装をつくる「装いづくりワークショップ」も開催。
前年発足したテクニカルチームは「大巻電機K.K.」と名を変え、深緑色の揃いの
Tシャツを着て本番を支えた。
撮影:松尾宇人、他
Memorial Rebirth 千住 2016 青葉
2016年度
開催日:2016年10月11日(日)
開催場所:千寿青葉中学校
(チラシはこちら)
はじめての中学校での開催。在校生のなかには、2011年度の千住いろは通りでのメモリバを経験した生徒たちも。
同校のアート部有志メンバーが、アクセサリーづくりのワークショップを開催。しゃボンおどりに彩りを添えた。
おなじく同校「おやじおふくろの会」の皆さんは、運営・屋台に関して連携して進めていった。
夜の部では、音まちビッグバンドが即興演奏で盛上げた。
撮影:高田洋三、他
Memorial Rebirth 千住 2017 関屋
2017年度
開催日:2017年11月26日(日)
開催場所:関屋公園 (千住関屋町)
(チラシはこちら)
最高の青空のもと、秋色に染まる関屋公園を無数のシャボン玉が埋め尽くした。
有志の「ティーンズ楽団」を初公募。歌い手・踊り手・演奏隊としてしゃボンおどりを盛り上げた。
夜の部では、まちの風景と音を織り交ぜた立体音響作品が登場。
シャボン玉がまるで意思を持ったように、音と光にあわせて夜空に儚く消えていった。
撮影:冨田了平、他
Memorial Rebirth 千住 2018 西新井
2018年度
開催日:2018年11月18日(日)
開催場所:西新井第二小学校
(チラシはこちら)
千住から荒川を越え、西新井にて初開催。
この日のために、まちの人々に取材をし、しゃボンおどりの西新井版の歌詞がつくられた。
夜の部では、初結成の「ティーンズ合唱団」らによるふしぎな合唱「西新井幻想曲《追憶のさざなみ》」が披露され、スモークマシンを用いた演出にも挑戦した。
東京電機大学の学生が開発した小型のシャボン玉発生マシン、通称「電大マシン」も大活躍。
撮影:冨田了平、他
メモリバ学校、開校。
2019年度
…その他、プレイベント、コラボ企画、いろいろ。
2020年春の大規模開催に向けて、さまざまな場所でプレ企画やコラボ企画を行った。
「しゃボンおどり普及作戦」と銘打って、まちなかでのプロモーションビデオの撮影、学校や地域イベントでの地道なPR活動も。
千住に留まらず、綾瀬、西新井、中央本町、伊興、古千谷本町、舎人と、区内各地に足を運んだ。
本番に向けた連続ワークショップ企画「メモリバ学校」も開催(パンフレットはこちら)。
大巻電機K.K.の新メンバーも公募。頼もしい新たな仲間も加わり、2020年の本番に向けて走り出す。
コロナ禍の1年 それでもメモリバは止まらない
2020年度
2020年春に予定していた「Memorial Rebirth 千住 2020 舎人公園」が中止となり、「#メモリバ0419」「メモリバ学校の昼やすみ」といった自分なりのメモリバを表現する企画を急遽オンラインで実施。
更にメモリバ10年の節目として、アーティスト・クロストーク(アーカイブ動画はこちら)やこれまでのメモリバの振り返りや、関わってきた人々へのリサーチなどを実施した。
その他、大巻電機K.K.メンバーと様々な活動を模索する中で、シャボン玉の新しい見え方を開発するプロジェクト「メモリバ工房」や、1台のマシンを囲み語らう「メモリバのホームステイ」が立ち上がるなど、メモリバの捉え方を再構築し、小さくも着実に次年度へとつなげていく一年となった。
ささやかに、ていねいに紡いだ1年
2021年度
2021年度は、昨年度実験的に立ち上げた「メモリバのホームステイ」を事業の柱として本格始動。足立区内の4件のご家庭・施設にささやかな非日常のひとときをお届けするべく奔走した。作成した募集リーフレットの配布では大巻電機K.K.メンバーが大活躍。
まだ見ぬ未来の本番に向けて、ますます結束を確かにする1年となった。
また、メモリバの10年間を記録・検証するプロジェクトが足掛け2年の時を経て1冊の本として結実する。大巻伸嗣はじめ、今までメモリバに関わってきた様々な関係者の声に加えて、アートプロジェクトの研究者の視点からメモリバが紡いできた価値をひもとくことを試みた。
Memorial Rebirth 千住 2023 東加平
2023年度
開催日:2023年12月3日(日)
開催場所:東加平小学校
東加平地域で紡いだオリジナルの歌詞を制作し、昼の部では、東加平小学校の生徒たちやこれまでメモリバが開催された千住や西新井にゆかりのある歌い手たちが「しゃボンおどりの歌」を歌った。夜の部は、光の玉とともに作曲家・野村誠のピアノの音色が空間を幻想的に彩った。
みんなが1人のために小さなメモリバをつくる「メモリバのホームステイ」企画などの「All foe One」の活動(2021~2022)から、みんなで一つのお祭りをつくる「One for All」への風景へ。5年ぶりの本番は一人ひとりの想いを乗せた、大きな本番となった。