秋にスタートした新プロジェクト。
市民のタウンレコーダー(記者)とともに、まちと暮らしと音とを、ていねいに紡いでいく。
まずは、ゲストを招いて勉強会を開いたのち、複数回のワークショップを通じて、音とメディアの関係や、”編集”という視点について理解を深める。
さらには、このプロジェクトの肝である「音盤千住」の制作にとりかかる。
この「音盤千住」には、一人ひとりの記憶のかけらを詰め込んでいく予定だ。
こんにちは。「千住タウンレーベル」発起人のアサダワタルです。タウンレーベルってのは僕の造語ですけど、まず、どこのまちにもわりあいみかけるタウン誌の編集室をイメージしてみてください。
タウン誌って、そのまちに住んでいる普通の人のインタビューが載っていたり、そこに住んでないと行かないだろう地元の名店が紹介されてたり、あと「これ譲ります/これ探してます」的なローカル感たっぷりの企画が満載ですよね。ああいうのを文字だけでなく「音楽(音)」として発行してみたらどんなことが起こるのだろう?っていうのが、この取り組みのシンプルな動機なんです。
といいつつ、なんでそもそもそんな発想を持つに至ったのかって話は、ていねいに語ると長くなるんだけど、ここでは音楽ってライブやフェスみたいにわーっと盛り上がる非日常を生み出す存在であると同時に、私たちのとりとめもない日常をフワフワ優しく包みこめる、もっと「普段使い」な存在なんじゃないかなって思ってること。そして、その使い方のひとつとして、音楽は個々人の暮らしにまつわるさまざまな「記憶」を読み起こしてくれる非常に重要な存在であること、の2点を掲げておきます!
だから、「音楽×記憶×まち」というキーワードで、一緒に楽しいワルダクミをしてくれる人(タウンレコーダー)を募りました。千住のまちの日常を、音楽でほんのりヘンテコに編集して、惜しげもなく言いますけどもっと「幸せ」になりましょう。
①
千住のまちについてのリサーチ。
住んでいる人の話を聞いたり、まちにまつわる音への理解を深める。
②
タウンレコーダーがまちに飛び出し、実際にインタビューしたり、現場の様子を見に出かける。
③
小さい頃の思い出や、今印象に残っている音について話を聞く。
④
取材を踏まえて、タウンレコーダーたちが独自の視点で音や記憶を再編集。
⑤
音や記憶をCDや冊子というかたちあるもの、「音盤千住」にまとめる。
⑥
「音盤千住」は千住のあちこちで配布したり、まちなかの拠点などでコレクションも!?
⑦
「音盤千住」を聴きながらまち歩き。まちの人に思いを馳せるという楽しみ方もあり。
⑧
まちなかの拠点では、「音盤千住」をきっかけに新たな縁を紡いでいく。
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