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人びとの想いや地域をつないできたメモリバ、記念すべき10回目の開催へ

執筆者の写真: 音まち千住の縁 音まち千住の縁

更新日:2024年11月5日


写真:冨田了平

「メモリバ」、見たことありますか?


 2012年3月。雨が降る千住いろは通り商店街で「Memorial Rebirth 千住(メモリバ)」は始まりました。

 メモリバは、現代美術家・大巻伸嗣さんによる、無数のシャボン玉で見慣れたまちを光の風景に変貌させるアートパフォーマンス。シャボン玉は不思議なもので、覗き込むと向こう側の景色もこちら側の姿も映し出します。また、その軽さによって、その場その時の風の流れで形を変えて、毎回違った表情を浮かび上がらせます。これまで足立のあちこちで行ってきたメモリバ。以前見たことがある方も、今回初めての方も、今回の舎人のメモリバを楽しんでいただきたいです。

見たことのない景色を、今年は舎人公園で


 メモリバには、まったく雰囲気の異なる昼の部と夜の部があります。

 昼の部は、オリジナルの盆踊り「しゃボンおどり」をみんなで踊る参加型です。ぜひ、見るだけでなく、アーティストユニット「くるくるチャーミー」と一緒に、踊りの輪の中からの景色を楽しんでいただきたいです。「しゃボンおどりの歌」は毎回開催地の人びとの想いや記憶を歌ってきました。今年の昼の部で新たにお披露目される舎人地域オリジナルの歌詞にも注目です。

 アーティストのパフォーマンスと光の演出による幻想的な夜の部には、昨年のメモリバで即興のピアノ演奏を披露した野村誠さんに加え、鳥のさえずりのような音から聞き馴染みのないような音まで、自身の声でさまざまな音を描く山崎阿弥さん、大巻さんとの共演経験も豊富なコンテンポラリーダンスの白井剛さんが出演します。

 舎人公園という舞台で、メモリバに関わる・関わってきた人びとの想いがどのような形で現れるのか。12月1日がとても待ち遠しいです。


(メモリバスタッフ 学部2年:渡邉)




大巻伸嗣 Memorial Rebirth 千住 2024 舎人公園

日時|2024(令和6)年12月1日(日)

会場|都立舎人公園 噴水広場(東京都足立区舎人公園1-1)

開場|12時30分(昼の部:14時開演 / 夜の部:17時開演)

入場無料(申込不要)

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、東京藝術大学音楽学部・大学院国際芸術創造研究科、特定非営利活動法人音まち計画、足立区

※本事業は「東京アートポイント計画」として実施しています。

 

【2024年11月発行号掲載】



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