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  • 執筆者の写真音まち千住の縁

大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住 2016 青葉」



6年目のメモリバ、今年は千寿青葉中で開催。

--いよいよ中学生も企画参加!?



この5年間、地域から地域へとバトンのように引き継がれてきた千住の「メモリバ」。無数のシャボン玉で、見慣れたまちを光の風景に変貌させ、記憶を呼び起こし、新たな記憶を刻んできた。昨年、足立市場でひとつの大団円と迎え、今年は転換期に入る。新たな縁を紡ぎながら、まだ見たことのない景色へとまちをいざなう。

 6月、アーティストの大巻伸嗣を囲み、今年度のキックオフミーティングが開かれた。シャボン玉担当から、「しゃボンおどり」の音楽や衣装。踊り手まで、さまざまな立場から関わるメンバーが集い、これまでの歩みをともに振り返った。その場で、決意も新たに、初めて区内中学校で開催する意向を固めた。会場となる千寿青葉中学校の在校生には、2011年度に音まちで初開催した「千住いろは通り」のメモリバを、当時小学生として見に来てくれた生徒たちがいるそうだ。少し成長した彼らと、少し進化したメモリバが再会するチャンスとなる。

 千住のメモリバは、シャボン玉マシンを預かる市民を東京電機大学の有志によるテクニカルチーム「大巻電機K.K.」に支えられている。その総監督を務める安喰悦久さんは「ぜひ青葉中の生徒さんたちにも、企画から参加してもらいたい。彼らの思いをのせたメモリバになれば」と期待を寄せる。また、同チームのリーダーで、青葉中「おやじ・おふくろの会」会長でもある寺澤昌記さんも「思い出深まる『メモリアル』なものになるはず」と前向きに語る。

 大巻は、「メモリバが、地域を越えて手渡される、現代版の御輿のような役割を担ってほしい」という。という。これまでの5年間で、点在していた縁は線でつながり、ひとつの環に。メモリバの象徴である「シャボン」にかけた「しゃボンおどり」では、まちの言葉で編まれた歌詞に、大編成の「音楽隊」が旋律を奏でる。シャボン玉の光のなか、華やかな衣装をまとった「踊り連」の方々や「踊り手モデル」たちによって、「歌い手」とともに彩られる風景は、千住の風物詩になるつつある。

 音まちでは、こうした関わりの次のステップとして、次にメモリバを迎え入れてくれる区内の市民パートナーの募集も始める予定だ。次はあなたのまちにメモリバがやってくるかもしれない。

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